2014/08/12

「つなげる」より「ゆるめない」の方がいい

(掲示板「大風呂敷」から転写 2014年8月11日)



小川さん


 「音づくり」の指示方法に変更があります。

1.ゆっくりていねいに繰り返す。(口を大きめに使って引き締める)
2.口の動きを浅くしないで、つなげる。
3.ぶん回す。(限度までつなげる)

 この指示方法を初心者や中級の生徒に使ってみて、どうもうまくいかないという感触がありました。「1」はほぼこのままで使えるのですが、「2」がうまくいかないのです。「3」はもともとレッスンで扱える方法ではなく、生徒が自分で一人でやる練習に取り入れてもらうものです。レッスンでは上級者以外には使いません。(大森さんには多用しましたが、もともと一人でやる練習用ですから、今はレッスン中には言いません。「家で一人でやる練習でぶん回してください」とは言います。)

 これまでの指示方法は、今後は中級後半から上級者用のものとして位置づけます。

 最近、「ゆるめない」という指示を使い始めたところ、これが非常に多くの生徒に有効だということがわかりました。大森さんにでさえ、「つなげる」や「ぶん回す」を言わずに、「ゆるめない」と言っています。上級者はもちろんですが、初心者にも使えます。

 これまでの「1」「2」「3」のうちの「1」だけを丁寧にやると、初心者用の指示方法ができます。

<初心者用>
1.口を大きめに使って引き締める。速すぎず、遅すぎない速度(自分にとって「普通」の速度)をよく探す。ある程度は最初から「つなげる」。

2.ある程度つなげて、「ゆるめない」で繰り返すと、口の動きがふっと軽くなる時が来る。動きやすくなった口の動きを上手につかまえて「それに乗る」。(サーファーが波をつかまえて波に「乗る」ようにという比喩を常時使いますが、コーチによって別の比喩を思いつけばそれを使っていただいて結構です。)

3.動きやすくなった口の動きを「ゆるめない」で維持する。(波に乗り続ける)

 これだけで、ワンランク上の音ができます。

 ほとんどの生徒のレッスンで、従来の「口の動きを浅くしないで、つなげる」のうち、「つなげる」をチェックしなくなりました。(上級者用に位置づけました。)
 初心者用の「2」にも「3」にも、「ゆるめない」があります。ですので、「ゆるめない」という指示は、常時出します。ゆるんだ瞬間に、すぐに「ゆるめない」と言います。

 しかし、この初心者用の指示でも、「2」と「3」はレッスンで行うことではなく、生徒が自分で一人で行うための練習です。「2」と「3」に関しては、生徒に伝え、自分でやるように指示します。

 レッスンで使う指示だけを取り出せば、
 
1.口を大きめに使って引き締める。速すぎず、遅すぎない速度(自分にとって「普通」の速度)をよく探す。ある程度は最初から「つなげる」。

2.ある程度つなげて、「ゆるめない」で繰り返す。

 これだけです。
 しかし、生徒に伝えるべきことを伝えられるかどうかは、コーチが語学論を内在させているかどうかで決まります。コーチをやる場合に、これが最大の問題です。

 従来の指示方法を再度書きます。

<中級後半・上級者用>
1.ゆっくりていねいに繰り返す。(口を大きめに使って引き締める)
2.口の動きを浅くしないで、つなげる。
3.ぶん回す。(限度までつなげる)

 ここには、エッセンスがほとんど含まれています。
 特に「2」には二律背反が含まれています。
 「ゆるめない」ということを文字通りやれば、音は自然につながってきますので、「つなげる」という指示はあまり出さなくなりましたが、「口の動きを浅くしない」という指示は多用しています。これは、初心者用の「音づくり」のプロセスでもしょっちゅう使っています。

 つまり、初心者用であろうが上級者用であろうが、日本人の英語の音の練習には、「浅くしない」「ゆるめない」ということは非常に汎用性があるということです。

 言葉で書くと、こうも長たらしくなりますが、「つなげる」よりも「ゆるめない」の方がいいと思ったことが指示方法変更の元にあるだけです。

2014/08/10

素読舎のレッスンに適する人

  • いいかげんな小学校の英語でなく、きちんとした基礎を身につけたい小学生(4年生・5年生・6年生)
  • 学習法や自分の英語の質に不安がある中学生、高校生
  • 英検3級に合格したい中学生
  • 英検準2級、2級、準1級に合格したい高校生
  • 高校以後、1級に合格したい人
  • 学校英語、受験英語の後、自分の英語を「使う英語」にまで育てる決意を持つ人
  • 英語圏に留学して帰国したが、日本語だけ使っていると英語が急激に錆びつくことに自覚のある人
  • 日本で準備をしっかりやらないまま英語圏に渡り、いつまでたってもコミュニケーションがとれないままでいる人
  • 海外に出張回数の多い人
  • 日本在住のまま英検の1級、2級に合格したが、その後練習を放置したため英語を錆び付かせてしまった人
  • 自分で英語の練習をして、子供に英語学習への意欲を持たせたい人
  • 発音に自信のない英語の先生
  • 塾をやっているが、間違った発音を生徒に植え付けていることに不安をもつ人

「音づくり」をやり続けた塾

 素読舎の「音づくり」は、単語の発音を扱うものではありません。練習の当初から、いきなり「文まるごと」で音づくりをします。「音づくり」がそのまま、文 のインプットを継続することになります。
 素読舎は発足当初から、「音づくり」をやり続けてきました。これは、学校の英語、受験用の塾の英語からすっぽり抜け落ちているものです。
 だから、学校の英語と受験塾の英語は後で「使えない」ものになるのです。
 素読舎は、学校英語(受験英語)と「使うための英語」を統合する方法を持っています。これは、他で求めても得られることのない特色です。

ババをつかんだまま

 大学入試用に素読舎の「入れ替え・変換」というレッスンを使えば、まともに参考書一冊を隅々まで読み込み、理解したのと同等の力がつく。いや、それ以上の力がつく。

 素読舎のレッスンには絶えず「音づくり」が伴うので、大学卒業後に使える英語が残るからだ。単に大学に受かっただけで、使えない英語をつかむ人が圧倒的に多い。ほとんどがそうだ。これは絶対的な損である。トランプで言えば、ババをつかんだままなのだから。

 日本の近代以降の学校制度は、英語に関してはババなのだ。
(語学論の掲示板「大風呂敷」から)

2014/08/09

 「使えない英語」の大量生産装置=大学受験  「使える英語」へ通じる風穴をあけるには・・・




 日本在住のまま、使える英語を作るのであれば、大学受験英語に「音づくり」を噛ませなければならない。

 日常会話で使われる文の文法が中学レベルのものが多いから、中学レベルの文法だけやればいいという説があるが、そんなわけにはいかない。大学受験レベルのものに「音づくり」を噛ませる必要がある。

 中学レベルの文法もものにしてない人が、しゃべり始めるわけはないというのなら確かなことだ。だから、中学の文法が絶対に心要なものだというのはその通りである。

 日本在住のままで英語をしゃべり始める少数の人たちがいる。その人たちは、実はかなり高度な単語や文法をものにしてある。読みのレベルで高度なものを持っていて、ようやく中学レベルの文がしゃべり言葉として動き出すのだと考えた方がいい。

 多くの人が誤解している。
 学校のテストで点が取れることが、文法をものにしていることだと思ってしまうのだ。そんなことはない。そんなことは学校制度の人だましだ。

 テストで点が取れることは、文法を「知識として理解している」ということではあるけれど、「文法が感覚になっている」ということとは全然違うことなのである。「文法が感覚になっている」のでなければ、「使える英語」にはならない。
 多くの人が、「知識として理解している」だけだから、学校英語はほとんど使い物にならない。文法に関しては、そう言えば言い尽くせる。

 英文は紙の上では左から右に向かって単語が並ぶ。
 日本語と英語では、文のシンタックスが根底的に違うので、日本語で育った人には、視線を左から右への一方向に動かすだけで文意をつかむのが難しい。
 テストでは文が印刷されているものであることが多いし、目を右から左へ逆戻りさせ、文法の理屈を思い出し、英単語に相当する日本語単語を意識に呼び出して理解するというやり方でも点にはなる。

 点になるのはいいが、その「右から左へ逆戻り」させるやり方が癖になってしまった人は、まず使える英語を持つことはない。

 これを解決するためのポイントは三つほどある。

 1.リスニングの邪魔をしない程度の発音が作られること。
 2.文法が知識にとどまらず、感覚化されること。
 3.英単語が日本語を脱ぎ捨てて、イメージと一体化していること。

 「1」と「2」は素読舎のレッスンで扱える。
 「3」は生徒が自分でやるしかない。

 「1」の「発音が作られる」という言い方に奇異な感じを持たれる方が多いかもしれないが、言い間違えたわけではない。素読舎の「音づくり」は、絶えず文丸ごとの音づくりであるから、イントネーションまで含んだものである。個々の音の正誤だけを扱うものとは根本からして違う。それら丸ごとを「音づくり」と呼ぶならば、音は「作られる」のである。新たに「作られる」。相手が外国語なのだから、当然と言えば当然のことである。
 もちろん個々の音も扱うが、「音と音のぶつかり合いの処理」がわかり、そのことでまともなイントネーションが備わり、文まるごとがインプットされていく。素読舎の「音づくり」は、そのまま文のインプット法である。

 方法を身につけてもらって、実際の量をかせぐのは、本人にやってもらうしかない。何度も言ってきたことだが、語学の90%以上は「自分ですること」なのである。

 「音づくり=インプット」の方法を持たずに、ただ量だけかせいだ場合、例の「使い物にならない学校英語」、「使い物にならない受験英語」になってしまう。

 まともな音でインプットしておかなければ、いくら大量に高度な文をインプットしても、元の木阿弥である。アウトプットした時に相手のストレスが大きいので、遠慮を美徳とする日本人は、次第に英語をしゃべらなくなっていく。音を軽視すると、多大な労力を注いだ英語がすみやかに錆び付いていく。
 この全体を放置してきたのが、文部科学省(国家)のていたらくなのである。語学的には犯罪に等しい。

 文丸ごとをまともなイントネーションで、個々の音の粒を確保した上で、インプットしてしまうことが「使える英語」の元を作るのに欠かせない。

 素読舎は「音づくり」を放置して、大学受験なら大学受験の、知識だけを扱うということはしない。まずは、「音づくり」が行われる。

 大学受験のための知識量はかなりな量になるので、1年で音と知識量を両立させることは不可能である。音づくりだけでも2年くらいはかかる。

 大学受験に「音づくり」を噛ませるには、高校3年になってからではすでに遅い。

 なんとかならないものか。
 大量の知識を、間違った音で扱っているのはとてつもない時間と労力の無駄なのである。

 駿台文庫「システム英単語」という受験参考書を眺めていて、これだな、と思ったことがあった。
 この本では、英単語とそれを含んだフレーズしか扱えない。
 本来の文丸ごとを使った「音づくり=インプット」ができない。

 しかし、一年で受験と「音づくり」を両立させるには、ひとまずこの本一冊をこなすことくらいしかないのではないか。生徒次第だとはいうものの。

 「使えない英語」の大量生産装置としての大学受験に「使える英語」へ通じる風穴をあけるには、それくらいしかないのではないか。

 とにかくせいいっぱいやってもらって、大学受験を通過してもらう。

 大学へ入ってから、「文丸ごとの音づくり=インプット量確保」を始めるしかない。
 一種の「やり直し英語」である。
 高校3年生や、受験浪人の人たちには、それを奨めるしかない。

 受験の前に一年しかないのでは、すでに遅いのだ。

 大学受験英語に「音づくり」を備え、「使える英語」にしようと思われる方は、「素読舎連絡専用掲示板」へハンドルネームを使ってお問い合わせ下さるか、メールでお問い合わせ下さい。

http://9310.teacup.com/sodokusharenraku/bbs?page=3&

sodokusha@gmail.com

2014/08/05

規約格納

「倉庫」のタブの元に、素読舎の規約を格納しました。

規約

規約

  





素読舎の「スカイプでレッスン」を使っていただく方に
 ・・・「ジャンプ」の条件、「無料過程」へ進むための条件、その他

<お願い>


1.
大事な連絡は掲示板で行われます。掲示板「大風呂敷」と「素読舎連絡専用掲示板」を読んでいていただくようお願いします。
http://8100.teacup.com/ooburoshiki/bbs
http://9310.teacup.com/sodokusharenraku/bbs

月初めに、最新版の規約を含むものが掲示板に掲載されます。

2.
レッスン代金は、「その月のうちに」お願いします。(例。5月分は5月のうちに。)これは、そうしていただかないと「二人一枠維持基金」の口座へのお金の出し入れが非常に煩雑になるためです。よろしくお願い致します。

3.
事情があり「その月のうちに」払っていただけない場合は、「連絡専用掲示板」にご連絡いただくようお願いします。

4.
素読舎のレッスンには、「有料過程」と「無料過程」があります。「音づくり」を必要とする段階、「イントネーションの自己決定力」が弱い段階、「音とイメージの同致」が実現していない段階の練習は「有料過程」となります。「無料過程」に進むには、「無料過程」に進むための条件があります。

◎以下の条件が満ちている場合、「無料過程」を使うことができます。

●「七年目の浮気」の音読が、コンスタントに12ページ10分以内で終わること。
●週二回以上、「自立練習」をすること。
●ポイントがプラス1以上であること。

(「無料過程」を使う場合は、1年につき1ポイントが必要です。ポイントをプラス1以上に維持することで、「無料過程」を使い続けることができます。また、「無料過程」を使っていただく間も、「二人一枠維持基金」の月額1000円は必要になります。)

5.
「無料過程」を希望する場合は、その旨申し出ていただくようお願いします。

6.
入塾時、ポイントはゼロです。新しい塾生を紹介していただくと、3ポイントがプラスされます。(被紹介者がレッスンをやめられた場合は、2ポイントがマイナスされます。)

素読舎のレッスンをお使いいただき、お金を無駄にすることのないレッスンだと確信できた場合は、是非周りに話していただき、新しい生徒さんをご紹介いただくようお願い致します。

(ポイントは素読舎が管理しますので、ご自分のポイントを確認していただく場合は、村田コーチまでメールでお問い合わせ下さい。「素読舎連絡専用掲示板」から、村田コーチへメールが送れるようになっています。)

7.
素読舎のレッスンには「一人一枠」と「二人一枠」があります。レッスン代金は一枠12000円です。「二人一枠」で使っていただくと、6000円で使っていただくことができます。「二人一枠」を作るには、練習力を揃える必要があります。レッスンを始めていただく時点で、お知り合いを誘っていただく等していただけば、最初から「二人一枠」で使っていただくことができます。その場合は、「紹介者」と「被紹介者」をはっきりさせていただきます。「紹介者」に3ポイントがプラスされます。

8.
「一人一枠」で始められた方で「二人一枠」を希望する方は、コーチにその旨お伝え下さい。

9.
レッスン代金は次の通りです。
「一人一枠」一人月額12000円。
「二人一枠」一人月額6000円。
(一枠、週一回三〇分、月額12000円)

10.
「二人一枠」が壊れた場合にただちに「二人一枠」を作り直そうとすると、素読舎側に煩雑な手間が生じます。それを避けるために「二人一枠」が壊れた場合にも、お持ちのポイント数によって、一定期間「二人一枠」のレッスン代金で、「一人一枠」が使えるようになっています。規約の「3」をご参照下さい。

11.
「10」を可能にするために、「二人一枠」をお使いになる方には、「二人一枠維持基金(月額1000円)」をお支払いいただいています。

12.
「無料過程」は、英語の練習と英語力を「私物化」しない方にお使いいただきます。「二人一枠」でお使いになる方が、「無料過程」に進むことができます。

 素読舎は「ジャムセッション」を構想しています。「ジャムセッション」のメンバーは「七年目の浮気・音読終了者」です。

 素読舎内の「無料過程」は、コーチ付きのレッスンです。
 「ジャムセッション」は、コーチから離れて、メンバー同士で切磋琢磨していただくものです。

 「七年目の浮気・音読終了者」および「ジャムセッション」のメンバーは、素読舎のコーチができます。(その時点で「コーチ養成用レッスン」を新設しますので、それを受講していただきます。)
 また、ヴォランティアとして、素読舎作成の教材を使って英語教室をやっていただくこともできます。(個人的に有料の英語教室を開かれる場合は、「教材使用料」をいただきます。これは現在、小川コーチの「素読舎奈良分室」と村田コーチの「素読舎戸倉分室」に適用されています。)

 「ジャムセッション」は、教材のどこを使っていただいても結構です。一切無料です。素読舎在籍中の「無料過程」のようにポイントによって期間が制限されることもありません。

 「ジャムセッション」は、素読舎から独立したグループです(規約、ポイント制の制約もありません。作る場合は独自に作っていただきます。)ここに、素読舎コーチも参加します。

 毎回自分の都合のいい曜日・時間に掲示板で練習の相手を募り練習します。練習相手は固定される必要はありません。

 「ジャムセッション」のメンバーには、練習の様子、英語の変化等を掲示板に書いていただくことを希望します。できれば、「ジャムセッション」専用の掲示板を設置していただくことを希望します。「無料過程」のように、月に一度は書かなければならないというような制約はありません。

 「ジャムセッション」は素読舎の過程を終了した人たちのグループと考えていただいて結構です。英語力を「作る」ことより、「維持」することに力点が移った人のグループです。「有料過程」の人たちよりもレベルの高い練習をする人のグループであるという認識は自分の中に置いていただきます。

 「私物化」された英語は、少し練習を中断するだけで簡単に錆び付いてしまいます。練習相手を求め、自分の英語を絶えず「場」にさらしていることが必要です。このことによって、「磁場」に入ればただちに「充電が起こる」レベルの英語を維持することができます。
 「私物化」は「言葉」にはなじみません。
 「ジャムセッション」は、英語の「磁場」ではなく、あくまでも練習の「場」です。ネット上の「道場」です。
 日本在住の英語にとって、無料で使えるこういう「道場」がこれまでありませんでした。「ジャムセッション」が成り立てば、英語力を「維持する」ことに狙いを定めた「道場」が誕生します。おそらく日本には、他にどこにも見当たらないものになります。

 素読舎に新しい塾生をご紹介下さることは、自分をもお知り合いをも「道場」の方向に進めていただくことになり、「道場」の誕生に協力していただくことになります。根石が「スカイプでレッスン」での収入の上限を限り、コーチを育て、横への拡がりをはかろうとするのもそのためです。

13.
最初から「道場」を誕生させることに興味はないという方は「一人一枠」でお使いいただきたくお願いいたします。継続的に「一人一枠」でお使いいただく場合は、「無料過程」に進むことはありません。ポイントの増減もありません。

14.
「一人一枠」で開始し、途中から「二人一枠」を希望する場合は、「二人一枠希望者リスト」に枠名(曜日、時間帯)と名字のイニシャルを記入し、掲示板に公表します。空き枠を作らないことを条件に、なるべく早めに「二人一枠」を作るようにいたします。

「二人一枠」を作る際には「練習力の釣り合い」が最も大事な条件になります。それを基準とし、素読舎がペアの相手をご紹介します。曜日、時間帯の都合等がおありでしょうから、なるべく生徒同士の話し合いで決めていただきます。他の生徒も話し合いに参加できるよう、話し合いは掲示板上でお願いします。

15.
初心者はレッスン開始時期が数ヶ月ずれるだけで生徒間の「練習力の釣り合い」がとれなくなってしまいます。初心者の「二人一枠」形成は、レッスン開始時に限らせていただきます。

16.
「一人一枠」での練習は、曜日・時間帯の都合が素読舎側と生徒側で合いさえすれば継続が可能です。

17.
「二人一枠」は壊れやすいものです。曜日・時間帯が合わない場合、生徒さんの一人がレッスンをやめる場合、二人の練習力の釣り合いがとれなくなった場合、「二人一枠」 は壊れてしまいます。「二人一枠」を組んでいる生徒さんどうしで話し合っていただくなど、協力し合っていただくようお願いします。

18.
「二人一枠」維持については、なるべく、一人一人の生徒さんの希望を大事にしますが、すべての希望に沿えないこともあることをご承知下さい。

19.
基本的に、「二人一枠維持基金」は「空き枠」が埋まらない期間、「空き枠」による収入減を防ぎ、語学論の充実、教材の作成に支障がでないようにするためのものです。

また、「無料過程」へは「二人一枠」の枠ごと移動しますが、一人だけ条件が整っている場合は、条件が整っている一人だけが「無料過程」に進むこともできます。その場合は、「無料過程」の生徒さんに対してもコーチ付きのレッスンが継続されますので、「無料過程」を使う生徒さん一人分の6000円 は、「二人一枠維持基金」から充当されます。

20.
ポイントは、基本的に「有料過程」から「無料過程」へ進む場合、教材の中で練習場所を「ジャンプ」させる場合などに使われます。どの場合にも、それを可能にする「イントネーションの自己決定力」が前提条件になります。

21.
ポイントを数えるときに、例外的に「二人一枠使用者の合計ポイント」で算出することがあります。

22.
「二人一枠」は、生徒数が少ないほど作りにくくなります。曜日・時間帯の都合が相互につけにくくなりますし、生徒間の「練習力の釣り合い」がとれないことによっても「二人一枠」が作れないことが起こります。
素読舎のレッスンをお使いいただき、間違いなく英語力を変えることのできるレッスンだと確信できた場合は、周りに話していただき、新しい生徒さんをご紹介いただくようお願い致します。特に、「二人一枠」を使われる生徒さんには、このことを是非お願い致します。

新しくレッスンを始められた生徒さんに、掲示板、ホームページ、パンフレット等のどの記事を読んでレッスンを開始したのかをお聞きします。生徒さんが書いた記事によって、新しい生徒さんがレッスンを開始したことが判明した場合には、記事を書いてくださった生徒さんを「紹介者」とします。

周りに直接声をかけることができない場合は、レッスンの感想、自分の英語の変化等を掲示板に書いていただきたくお願いします。いい記事をいただけた場合は、素読舎のホームページに転載させていただきます。

23.
レッスンを受けることを希望されても、曜日・時間帯等の折り合いがつかず、レッスンが開始できない場合があります。その場合は、「レッスン受講希望者リスト」にお名前を加え、掲示板上には、県名と名字のイニシャルで公表させていただきます。すでにレッスンを受けておられる生徒さんに枠(曜日、時間帯)を譲っていただくなど、都合をつけていただくためです。なるべくお互いに「素読舎連絡専用掲示板」で、話し合っていただくことを希望します。

24.
練習力が釣り合う相手がみつかり、ポイントの低い人がポイントの高い人を「またぎこして」「二人一枠」を形成する場合は、またぎこす人のポイントが1ポイントマイナスされます。「二人一枠希望者リスト」では、各希望者のポイントが公表されます。

25.
「二人一枠」を形成する場合、素読舎側に手間が生じないで形成できた場合は、ポイントの変更なく「二人一枠」を使うことができます。素読舎側の手間によって形成した場合は、それぞれの生徒から1ポイントがマイナスされます。ポイント数は、「二人一枠」解消に直接的に使われることはありません。(「二人一枠維持基金」がクッションとして使われます。)

26.
1ポイントで1回、教材の使用箇所を「ジャンプ」することができます。(ただし、それに必要な「イントネーションの自己決定力」が備わっていることが前提となります。その判断はコーチにお任せください。)

27.
「abcd」と「入れ替え・変換」の両方を使う生徒が、学校がやっている進度に合わせて「入れ替え・変換」を使う場合、コーチ側に絶えず教材の中を検索しながらレッスンをする必要が生じるため、学校の進度に合わせる時点で、2ポイントを必要とします。期間は2年間です。

28.
レッスンを休まれる場合は、「素読舎連絡専用掲示板」にご連絡下さい。ネットにつながらない等の事故の場合は、他の生徒さんに電話で依頼していただくのでも結構です。レッスン時間が終わるまでに連絡がない場合は、無断欠席になります。無断欠席は1ポイントがマイナスされます。くれぐれもご注意下さい。

29.
ポイントは家族間で譲渡できます。家族の中で生徒がやめた時は1人につき3ポイント分消失します。
スカイプの生徒から通塾の生徒の紹介があった時も、家族間でポイントの譲渡ができます。
ポイントの使い方は、「スカイプでレッスン」の生徒は「スカイプでレッスン」の規約に従い、通塾の生徒は塾の規約に従います。

30.
レッスンを3ヶ月を越えて休まれる場合は、復帰するめどがたつまで、いったんレッスンを止めていただくようお願いします。
3ヶ月以内のお休みの場合は、レッスン代をはらっていただきます。

31.
レッスンは基本は月4回です。月に5回ある時は5回やり、後でお休みをいただきます。これを「有給」の休みとさせていただきます。
盆と正月には1週間ずつお休みをいただきます。こちらは「有給」の休みには算入されません。

32.
都合ですぐにレッスンを始めることはできないけれども一年以内にレッスンを開始できる時期が決まっている場合は、レッスンを予約することができます。レッスンを予約するには、その時点での受付可能な枠の中から、曜日と時間帯を決定し、具体的な枠を予約していただきます。一年以上先の予約はできません。

予約する際は、お一人あたり12000円の予約料を「二人一枠維持基金」の口座にご納入いただきます。このお金は、レッスンを開始した後の最初の月のレッスン代金に充当されます。「二人一枠」で使われる場合は、ふた月分のレッスン代に充当されます。予約を破棄された場合、予約料は返却されません。

予約料金の入金を確認した後、空き枠状況を示す表の予約された枠に「〇年〇月からのレッスン予約済・予約者のイニシャル」を記入します。後にもっと都合のいい受付可能な枠ができた場合は、予約の曜日と時間帯を変更できます。

予約料金の入金を確認した時点から、実際にレッスンを開始して予約料金のレッスン代への充当が終わるまでの間、毎月の会計報告に予約料金を預かっている旨を記して、掲示板に掲載します。

「二人一枠」で使われる場合、レッスン開始後2か月間は予約料金がレッスン代に充当されますが、「二人一枠維持基金」は担当のコーチの口座に入金してください。

予約済の枠は、予約された方が実際に使い始めるまでの間、後から申し込まれた方が臨時に使っていただくことができます。

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<規約>

1.
規約は暫定的なものとし、使いながら改訂を続ける。

2.
改訂する場合はなるべく生徒の意見を考慮する。

3.
「二人一枠」を使用中に、一人の生徒が「一人一枠」を希望する場合や、一人の生徒がレッスンをやめる場合がある。以下の規定に従う。

(a) ポイント6以上を持ちながら、「二人一枠」を使ってきた人が、ペアの相手の都合により「二人一枠」が維持できなくなった場合、1ポイントを使うことで、1年間を限度に7千円(6千円+「二人一枠維持基金」)で「一人一枠」を使うことができる。1年後、1ポイントがマイナスされる。
ポイントをすべて使ってしまって以後は、「練習力の釣り合い」を第一条件に、条件の許すかぎりなるべく早く「二人一枠」を作る。素読舎側で調整を行う。

(b) 「二人一枠」を使ってきた人が、ペアの相手の都合により「二人一枠」が維持できなくなり、ポイント1~ポイント5に該当する場合、半年間を限度に7千円(6千円+「二人一枠維持基金」)で「一人一枠」を使うことができる。半年後、ポイントが1ポイント分マイナスされる。素読舎側で、「二人一枠」を作る努力をする。

(c) ポイントがゼロで「二人一枠」を使ってきた人が、ペアの相手の都合により「二人一枠」が維持できなくなった場合、3ヶ月を限度に7千円(6千円+「二人一枠維持基金」)で「一人一枠」を使うことができる。素読舎側で、「二人一枠」を作る努力はしない。

(d) ポイントがマイナス数値で「二人一枠」を使ってきた人が、ペアの相手の都合により「二人一枠」が維持できなくなった場合、「一人一枠」へ移行する。ポイントは変化しない。素読舎側で、「二人一枠」を作る努力はしない。

・(a),  (b),  (c)  に該当する場合、それぞれの期間、月額6千円を「二人一枠維持基金」から取り崩す。

4.
「二人一枠維持基金」が底をつき、空き枠が埋まらない場合、枠の合計ポイントのもっとも少ない「二人一枠」を解消するか、維持基金の月額を再検討する。

5.
「二人一枠」を希望する場合は、「二人一枠希望者リスト」に登録する。「二人一枠希望者」は、枠名(曜日・時間帯)とイニシャルで掲示板上に公表する。掲示板上でなるべく生徒同士で話し合い、「二人一枠」形成の準備をする。

6.
「無料過程」を希望する場合、掲示板上でポイント数を公開する。
「無料過程」を希望しない場合、ポイント数は公開されない。
「無料過程」を使用する人は、「自立練習」の報告の他、自分の英語の変化等「文章で」掲示板に掲載し続けることを課す。「文章で」の報告は、月に1度を目安とする。1ヶ月以上報告がない場合は、1ポイントをマイナスする。

7.
コーチが複数いる場合、幹側のコーチから枝側のコーチに生徒を預ける。幹側のコーチとは枠数を維持する段階に入ったコーチ、枝側のコーチは枠数を増やす段階にあるコーチとする。幹側のコーチに必要な条件は、語学論が書けること、教材を作成できること、塾の運営ができることとする。

8.
「空き枠」という考えは、幹側のコーチの枠にのみ適用される。

9.
幹側に「空き枠」が生じ、枝側から生徒が戻れない場合については、コーチ間の話し合いで解決する。話し合いの結果は公表する。

10.
レッスン枠は太い枝のコーチの枠から埋める。太い枝のコーチのレッスン枠がすべて埋まってから、それより細い枝のコーチの枠を埋める。細い枝のコーチの枠が埋まるまで太い枝のコーチが枠数を増やすことはできない。新規の枠は、細い枝のコーチの枠がすべて埋まった後、新たに生徒の申し込みがあった時に太い枝のコーチの方から追加する。

11.
コーチは、それぞれが分担するネット上のホームページ、ブログなどを充実させる。

12.
月初めに、最新版の規約を掲示板に村田が掲載する。
ポイントの集計、「無料過程希望者」のポイントの公表なども村田が行う。

13.
月初めに「二人一枠維持基金」の集まった額、集まっていない額を村田が根石に確認し、掲示板に公表する。

集まった「二人一枠維持基金」は根石から村田に渡し、村田が口座に入れる。

空き枠が生じた月は、「二人一枠維持基金」を村田が取り崩し、根石に手渡す。

14.
「二人一枠希望者リスト」「レッスン受講希望者リスト」の作成、公表は月初めに村田が行う。

15.
「ジャムセッション」を使う人の中から積極的にコーチ希望者を募る。希望があれば、「ゴースト」「七年目の浮気」以外の音読用教材を選定して定め、レッスンを行う。レッスン名を「コーチ認定以後」とする。

コーチとして認定する最低の基準は、「七年目の浮気」の音読12ページをコンスタントに10分以内に終わらせる練習ができることとする。

2014/08/04

空き枠情報を追加しました

「受講の申し込み・料金・空き枠情報」のタブの元に、「空き枠情報」のデータを掲載しました。