2016/05/09



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「音づくり」がそのままインプット法



 素読舎の英語の練習に、文まるごとを繰り返し言い続け、言い回しや語法を口の動きとして、「癖にしてしまう」やり方があります。癖にしてしまわなければ、使い物にならないからです。

 素読舎の「音づくり」のレッスンの手順は以下のようなものです。

 ゆつくり、ていねいに、つなげる  →  安定させる  →   口の動きを起こす(立体化)→  もっとつなげる  →  立体化と両立 → compact →  more compact → 《compact後半》

  途中、個々の音の直し、リエゾン、子音と子音のぶつかり合いの処理を扱い、文まるごとを同じ調子で繰り返し言い続けます。ほとんどの生徒さんが、生まれてから一度も動かしたことのないような口の動かし方を味わいます。2ヶ月か3ヶ月で、英語の音の繊維がはっきり聞こえるようになったという感想をよくお聞きします。
 この音づくりの手順が、どれほどの起爆力を持っているのかは、最終段階の 《compact後半》をやりとげた人だけが知ることができます。そこに宝が眠っています。

 単に音を直すだけのことさえ、ほとんどの学校の授業も塾もやっていません。素読舎では、個々の音を直すのは当たり前のことで、その先があります。音の立体化と連続性の両立です。これは英検一級、通訳ガイド資格を持つ人、高校の英語教師などを教えてきてみつけた日本人の発音の最大の問題点です。これは外人教師には扱うことができないものです。途中から、きつい練習になりますので、根性無しやつべこべの多い人は最初からやらない方がいいと思います。しかし、なぜ、そんなきついことをやるのでしょうか。日本在住のままで英語をしゃべり出す人は100人に1人いるかいないかというくらいのものですが、素読舎は普通の人がしゃべり出すことを最初からねらっているからです。学校や塾がやっている「使えない英語の再生産」を断ち切りたいからです。すでにしゃべれる人の音を直すこともしますが、まったくの初心者や小学生の生徒のレッスンもしています。むしろ、初心者用に手厚いレッスン方法が整えられています。
 中級者になると、私が「8語の壁」と呼んできたものにぶつかります。8語というのは、8つの単語でできている文のことですが、長年英語のレッスンを続けてきて、多くの人が、このあたりにある見えない壁にぶちあたり、なかなか越えられないでいるということがわかっています。「8語の壁」は、中級者が中級後半に入る頃に現れます。
 「音づくり」では、文まるごとを自分の口を動かして何度でも繰り返し言い続けるのですが、その時に、音(口の動き)がまともであること、同じ調子でいくらでも繰り返せること、口の動きに立体性を備えること、音の弛みや緩みを取りコンパクトなものにすることなどを全部やると、8語の文あたりで厚い壁が現れるのです。この壁を越えないと、15語以上の文を口にしたときに、ぼわぼわした何を言っているのかわからないような英語音になってしまいます。相手にはストレスになり、自分でも音に自信が持てなくなります。

 手順の最終段階、《compact後半》に宝が眠っています。インプットした文がアウトプット用に転じるのです。

 《compact後半》は、まともな音で、立体性を犠牲にせず、いくら口をぶん回しても、びくともしない安定性を実現する段階です。こうして口の動きの感覚でインプットされたものは、そうそう忘れることがありません。アウトプット用の文の原型として保存されます。文の量をかせいでおいて英語圏に渡れば、すぐになめらかな英語が芽吹きます。

 素読舎のレッスンを2ヶ月か3ヶ月、無料でお試しいただけます。スカイプか電話を使った一対一のレッスンです。「音づくり」と「文法の感覚化」を行います。ただし、レッスン枠に空きがある時に限らせていただきます。

 「音づくり」と同じく重要なものが、語や語法とイメージの一体化ですが、スペースがありませんので触れることができません。お問い合わせいただけばお話できます。

 長野県千曲市鋳物師屋642-3 素読舎 根石吉久 PHONE 090-4181-5912